ブルーベリーは四季でこんなに変わる!一年を通じた育て方と楽しみ方
こんにちは、WATANABE FARMのワタナベです。
ブルーベリーは夏の果物というイメージがありますが、実は一年を通して姿を変え、季節ごとに違った楽しみがある果樹です。
今回は、ブルーベリーがどんなふうに育ち、どんな管理をすればよいのかを季節ごとに解説していきます。
春(3〜5月):芽吹きと花の季節
3月、枝先の芽がふくらみ始め、4月には白やピンクの壺型の花が咲きます。5月には受粉が終わり、小さな実が膨らんでいきます。
春の管理ポイント
- 春肥(元肥) を与えて、新芽の成長をサポート
- 乾燥を防ぐためにこまめな水やりを意識
- 遅霜のある地域では、芽を保護する対策も
春のスタートが良いと、夏の収穫量や果実の大きさにもつながります。
初夏〜夏(6〜8月):果実の成長と収穫
6月に果実が色づき始め、7〜8月が収穫のピーク。完熟すると指で触れるだけでポロっと取れます。
夏の管理ポイント
- 追肥 を与えて、果実をしっかり育てる
- 水切れを起こすと実がしぼむため、朝夕の水やり が基本
- 鳥よけネットで果実を守る
大粒で甘い実を収穫するには、肥料と水分のバランス管理がカギです。
秋(9〜11月):紅葉と翌年への準備
収穫が終わると葉が赤やオレンジに色づき、美しい紅葉が楽しめます。秋は木が栄養を蓄える大事な時期です。
秋の管理ポイント
- 収穫を終えた株には お礼肥え を与える
- 株元にウッドチップや腐葉土を敷いて冬の寒さに備える
- 混み合った枝を軽く剪定し、風通しをよくする
お礼肥えをしっかり与えることで、翌春の芽吹きがぐんと良くなります。
冬(12〜2月):休眠と剪定
冬は葉を落として休眠期に入ります。見た目は静かですが、この時期の管理が翌年の収穫を大きく左右します。
冬の管理ポイント
- 古い枝や細すぎる枝を剪定して、新しい枝に力を集中
- 枝の整理で翌年の実付きや果実サイズが大きく変わる
- 寒冷地では鉢植えを風除けや軒下に移して防寒対策
冬の剪定は「次のシーズンへの仕込み作業」。ここをしっかりやるかどうかで結果が変わります。
まとめ
ブルーベリーは、
- 春肥で芽を育て
- 追肥と水やりで実を育て
- お礼肥えで木を労わり
- 剪定で翌年を整える
――そんなサイクルを毎年繰り返す果樹です。
春の芽吹きから、夏の収穫、秋の紅葉、冬の剪定まで。四季を通じて楽しめるブルーベリーを、ぜひ暮らしの中に取り入れてみてください。